東西軍?

お店の名前の由来が分からない。ホテルの近くの路地を10メートルほど入ったところにあるお店。前回も来たことがある。大通りに面したお店はどこも喧騒に包まれているのだが、このお店は理解できない中国語のテレビ番組をながめながらゆっくりと食事が出来る。何か、いつも近所か常連の人が食べに来たり、テイクアウトをしているようで、非常にアットホームな感じ。お父さんもお母さんも笑みが絶えない。こういうところで食事をしていると幸せになる。
本日の夕食、60元也。

ホテルの朝食

ここのホテルの朝食は、ほとんど日本のビジネスホテルの朝食みたい。宿泊客を眺めていると、日本人ビジネスマンが出張で使っているような感じ。昨年と変化がない。
不思議なのはコーヒーだけはちゃんと豆を挽いて入れてくれること。しかも、どこかいなくなっていても、決まって同じおばさんがちゃんと戻ってきて淹れてくれます。他の人は手を出せない神聖な儀式なのか(笑)。おかげで朝からおいしいコーヒーがいただける。
いりことピーナッツの組み合わせが台湾っぽい?

Take the "WRONG" train

やらかしてしまった。しかも台湾での行動初日から。
今日は、台北から少し離れた九ふん(ニンベンに分)に行く予定で、台北駅から急行電車(自強)に乗りました。しかし、乗った電車が間違っていた。
簡単に言うと、東京から三島に行くのに「こだま」に乗るべきところを、「のぞみ」に乗ってしまったということです。つまり、途中に止まることなく先へ行ってしまった。
それに気づくに当たっては、いろいろハプニングがあったのですが、それはまた別のお話(苦笑)。
着いたところは「花蓮」。遠くまで来てしまった。
でも、後で気がついたのですが、間違えて乗った電車というのがタロコ号という観光列車なのです。この車両は、日本でも時々ある振り子式の列車です。

楽しいハプニングも

人生、思い通りに行かなかったからと言って悲観することはない。神様は、ちゃんとお楽しみを準備してある。
自分の情けなさにあきれながら車窓から外を眺めていたら、中学生くらいの女の子が何やら中国語で話しかけてきた。当然、こちらは理解できないので、英語で返事をしたら、急にどこかに消えていった。すぐに中年の男性を連れて来た。
彼が英語で説明してくれたところによると、彼女はTaiwan Adventure-Learning-Develop Association(TALDA)というNPOのプログラムで花蓮に行く途中、電車の中で知らない人に話しかけて、名前を聞いて、下車した時に切符をもらうというゲームのようなトレーニングのようなことをやっているそうだ(ちなみに、改札でハンコを押してもらうと切符を持ち帰ることが出来る)。
彼女は13歳で、自分が話しかけた人がヘンテコな日本人で驚いていた。これに懲りず、世界にはいろんな人がいるといことを知ってもらい、これからの自分の世界を広げて欲しい。未来のある子どもだからこそ。

彼女(余さん)が手にしているのは、ゲットした私の切符。彼女は僕が間違えて乗ったために切符が2枚あるので他の子どもたちより得をしたんじゃないかな?

夫婦の写真

彼女の通訳をしてくれた中年の男性というのが、このトニーさん。彼女たちが参加しているプログラムというのが、子どもたちの将来のために力になることをやろうというものだそうです。ちゃんとスポンサーがいるあたりが、アメリカ的なのだろうか?それとも、こういうシステムは台湾にも昔からあったのだろうか?
引率の人たちもそれぞれで、トニーさんは電気工学関係の会社のお偉いさん。ご夫婦で参加していた。
僕は、時々に何かの縁があるご夫婦の写真を撮っている。最初の写真は1991年のシンガポールでホーカーセンターでお店を切り盛りする若い夫婦だったように記憶している。自分自身は結婚していないけれど、夫婦を撮影することで何かを発見しようとしているのかもしれない。まだ、なぜ夫婦の写真を撮っているのか自分自身が分かっていない。
でも、幸せなふたりを見るというのは、こちらまで幸せな気分になる。

観光タクシー

実は、花蓮駅前で分別ゴミのゴミ箱の写真を撮っていたら、「タクシーはどうですか?」と売り込みをかけられた。これが写真の郭さんでした。交通の不便なところだし、台北に戻る電車が4時間ちょっと後なので思案していたところ。
提案された金額が適正なものであるかどうか、微妙なところであったが、日本語も堪能な人だったのでお願いした。
この地は1992年に来た時にも来ている。ちょっと恥ずかしいが人生の汚点とも言える記憶がある(笑)。駅に降り立って思い出して、ひとり顔から火が噴きそうになった(笑)。海岸以外にはこれと言って見るところを思いつかなかった。個人的には短時間の滞在時間では写真にもならないと思いつつも、強く太魯閣渓谷を薦められたので同意した。郭さんは気さくな方で、車中でいろんな話しに花が咲いた。

花蓮の海

花蓮の海にやって来ました。天気は良くないけれど、それはそれで良い感じ。
ここは七星海岸というところで、台湾でも屈指の海岸。台湾映画「花蓮の夏(邦題)」のラストシーンがこんな感じの海辺でした。この映画のラストは、何ともビックリな予想しないエンディングでした。
ここを離れる時に公衆トイレに行ったら、いきなり女子トイレからウェディングドレス姿の女性が出てきた(ビックリ!)。台湾ではよくあるウェディング写真の屋外撮影のようでした。こんな天気でかわいそう。

遅いお昼ご飯

電車の乗り間違い、そのままタクシーで観光。お昼ごはんを忘れていた。帰りの電車の時間も迫り、ゆっくり食べる時間がないので、郭さんご推薦の店でテイクアウト。
ワンタンは野菜、肉、えびの三種。おいしかった。70元也。

トークン

東京の地下鉄でも、このトークンを導入してもらえないだろうか?夏場にポケットに入れた切符がフニャフニャになったり、ポケットにあわてて何かを突っ込んだ拍子にクシャクシャになったり。一日乗車券の時にはもう悲惨。乗り降りの度に、駅員さんに「すいません」と言わないといけない。
このプラスチックのトークンだったら大丈夫だろう。
ちなみに、バンコクの地下鉄もトークンだった。やぱり、暑いところは切符じゃなくて、トークンなのか?
最低金額区間、20元也。

地下鉄の駅のゴミ箱

ちゃんと分けられている。家庭ゴミを捨てないように注意してある。高さが50センチもない小さいものなので、すぐにあふれてしまいそうだが、あふれているものを見ることはなかった。

月台

昨年は、最初この「月台」という言葉が意味するところが解らなかった。英語で併記してないところもある。電車を何度か利用しているうちに「プラットフォーム」のことだということに気がついた。
駅によっては、このようにホームと電車の間にドアがある。東京で見かけるものよりもゴッツイ。

寝ていても起こされない

台湾の電車には、このように座席の前のところに切符を差し込む場所がある。駅で自強号(特急)の切符を買うときに本物の切符とは別に、差込用の切符が渡される。眠っていても、その人が正しい場所に座っているかを確認できるようになっている。
ちなみに、この時は乗り越し切符を買ったので、差込用の切符ではない。

僕の遅いお昼ご飯を作ってくれている

タクシーの運転手の郭さんが、電話で手配してくれた私の遅いお昼ご飯のワンタンメンを作ってもらっている。愛想の良いおばさんと無愛想だけどちょっときれいな感じのお姉さんがふたりでお店を切り盛りしているのもポイントだった。

出来上がり

これで出来上がり。日本で見かけるようなプラスチックのフタではなくて、シートが熱で貼り付けられる。ラッピングをする機械で密封される。こぼれないので便利だが、剥がす時にちょっと苦労した。

エコな袋?

屋台も多く、テイクアウトが多い台湾ならではなのか、この紙で作られた袋に食べ物を入れてもらうことが何度もあった。この中身は饅頭だけど、焼き鳥を入れてもらったこともあった。ここでも環境に配慮されている。

太魯閣渓谷

16年前に来た時にも思ったけれど、よくぞこれだけの道を作ったものだと思う。台湾の軍が道路敷設をやったそうだけれど、命を落とす人もいたそうだ。自然の圧倒的な力を感じるけれど、残念ながら今は観光地なのでそういう気分もすぐに削がれる。